難しい避難のタイミング

西日本豪雨の死者が120人を超え、いかに凄い雨、
凄い災害だったかがわかります。


大雨にしろ、台風にしろ、地震にしろ、
私が住んでるところは、常に災害の危険にさらされてる地域なので
私自身は避難のことなど常に頭にあり、
雨雲レーダーを見るのが趣味になるくらいみて
気をつけています。


難しい避難の判断

ただやっぱり、今回思ったのは

「避難のタイミング」が難しいと実感しました。


よほどの事がない限り、『避難指示』などが出る前に
避難してます。それは、ほぼ寝たきりのオカンがいるからですが…。



私の避難する判断は、雨雲レーダーを見て
線状降水帯が住んでる地域に迫ってるかどうかです。


今回はまさにその時でした。


まだ、線状降水帯が来る前にすでに家の前は川状態。
足首くらいまで浸かっていました。


で、まだ来てはいないけど、目の前に線状降水帯。
まだ、川の水位は上がっていませんでしたが、
以前、ひざくらいの高さまで家の前が浸水したので
そうなると、オカンももっと歩けなくなると思い、
一番土砂降りの中でオカンを連れ出しました。


ところが、一番よく降ったのが私とオカンが外に出たタイミングだけで
線状降水帯も北に北上し、私の住んでる地域は免れたのです。


それでも、市内の数件は床上浸水になってるところもありました。


今回、被害に遭われた地域の方でも
避難指示とか特別警報が出てから避難しようとした方は多かったと思いますが、
時すでに遅し状態だったと聞きます。


できれば、レーダーなどを常にチェックし、
避難のタイミングを図ってほしいなと思います。


意外と知られていないデータ放送

避難所に行ってスグにテレビのリモコンの「d」ボタンを押し、
どこに雨雲が来てるのかチェックしてました。


数分おきに、データ放送でチェックしてたら
避難にきてた高齢のご夫婦の方がいろいろ私に聞いてきました。


また、来てる方の半分くらいが私の周りに集まり、
データ放送をチェックするようになりました。


特に高齢のご夫婦は毎回氾濫する川のすぐそばに住んでおられるようで
30分おきくらいに市に


「今、川の水位はどうなってますか?」


と電話をかけて聞いておられました。


なので、こちらもデータ放送で
河川の水位情報を教えてあげ、大変感謝されました。


また、私より年は上であろうおじさんも


「データ放送の存在は知ってたけど、操作方法を知らず、
全くわからなかった。アンタ、スゴイなー」


と、こちらも喜ばれました。


避難所で、NHKのデータ放送だけじゃなく
地元のテレビ局のデータ放送も教えてあげたのですが、
感謝されました。


私はスマホやケータイは持っていないので、
スマホからレーダーを見ることはできませんが
お年寄りでも、スマホを持っていても、最低限の使い方しか知らず、
アプリで・・・・ってなかなかないと思います。


エリアメールなどで、警報が出れば
スマホに連絡はくるかもしれませんが、今回のようにそれは
時すでに遅しの場合もあるので、雨雲データを自分で確認し
避難するように心がけると、被害も少しは減ったのではないでしょうか。


県や市などは、

「データ放送に出てますからみて下さい」

って、この間も私の地元の知事さんとか言うてました。
でもね、高齢の方々って、データ放送を見る、データ放送があるということすら
知らないんですよ。操作方法も知らない。


なので、こういう災害が迫ってる時は
もう少し、データ放送の見方や操作方法をテレビで伝えたらと思います。


避難所が開設してない!?

以前も、台風の時だったか、早い目に避難しようとした時、
避難所に連絡すると


「まだ、開設してない」


と言われた事がありました。


我が家から5分くらいのところに避難所はあるのですが、
ここは、ほぼ“津波用”的な避難所で、普通の大雨程度では
開設されません。


それでも行けばいれてもらえるんですが、
以前もそれを知らずに行ったら


「何のご用ですか?」


と言われたことがありました。

でも、「お近くの避難所」というお知らせでは
ちゃーんと出てるんです。


今回の大雨は数日続くと言われ、
体の不自由なオカンをスグに避難させることができないので
叔母の家に泊めてくれと頼みましたが断られましたが、
避難所も開設してない時から行けず、体の不自由な人の避難のタイミングが
難しいと本当に思いました。